| 日本人にはなじみにくい音なのか、よく「サグラーセ」などと間違えられます。特に、電話で社名をいうと聞き返されることが多いですね。実は、なじまないのは当然といえば当然で、サグラーシェはもともとロシア語の単語からきています。
会社設立時、社名をどうするかは随分考えました。ビジネスのセオリーに従えば、覚えてもらいやすく、なおかつ発音しやすい社名が良いのでしょうが、私の場合は意味の方が先にあったのです。
具体的には、「人の和」、「調和」といった意味の言葉にしたいと考えていました。月刊小冊子『Open Doors for Open Minds』の創刊時同様、多くの方々との出会い、学び、助け合い、そして心の通う関係を何より重要視していたためです。
このため、各国の友人や翻訳者に英語でいうところの"harmony"や"accord"に相当する単語をたずねるところから始めました。もちろん自分でも各国語の辞書を片っ端から引いて調べています。
ところが、たとえばharmonyはドイツ語だとharmonie、イタリア語だとarmoniaやconcordiaといった具合に、欧州諸語は「ハーモニー」のバリエーションに近いものばかりです。そこで言語圏を拡げた結果、ロシア語の「 」が候補としてあがってきました。
これなら英語からの連想は働かなくなりますが、問題なのは文字と発音です。さすがにロシア文字をそのまま使うわけにはいきません。そこで、知り合いのロシア人(当時サンフランシスコ在住)に「 」のアルファベット表音表記を聞いてみたところ、「SOGLASIE」が一番近いということでした。
素直にカタカナにすると「ソグラーシェ」ですが、音と文字並びの美しさがいまひとつだったため、少し変えてSaglasie=サグラーシェとしました。
この音の優しい印象が気に入り、テーマカラーを桜色にして会社設立に至っています。 |