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産業翻訳者のためのパソコン活用術 Cooperative Translation (CT)
2004年7月オープン。
国際化に伴って産業翻訳の需要が急増し、業界では人材不足と相対的なレベルの低下が年々深刻化しています。実際には、ほんの少しやり方を変えるだけで現役翻訳者は速度・品質を高め、これから翻訳者として働きたい人は最短距離でプロへの道を開くことができるのに、そのためのテクニックを体系的に教える人がいないのです。
このような状況を少しでも改善できればと思い、特許・産業翻訳者としてのキャリアを通して培ったノウハウの公開を目的にHPを開設しました。

実は、ノウハウの大規模な公開については、前々からやりたいと思っていたのです。ただ、日々とても忙しく、まとまった時間を取れずにいました。そこで、翻訳はもとより他の仕事もすべて辞めて、このサイトと解説書などを作っています。実際、このサイトの関係で手一杯になりましたから、仕事をやめたのは正解でした。

やってみて分かったこと
パソコン的なモノの考え方…。これをうまくつかめない人が意外とたくさんいると分かったのが、最大の収穫でした。今になって振り返れば、もっと書き方に工夫をしてあげるべきだったのかもしれません。
CTは、翻訳支援ツールとも翻訳ソフトとも違います。いってみれば、人間とパソコンのコラボレーション。そのためには、そのための考え方が必要なのです。わたしはCTのおかげで(いろいろな仕事やボランティアを兼業しながら)年間の翻訳収入も相当な金額になりましたし、公開後にわたしと同じようにやって仕事の効率を何倍にもアップさせた人が多数いますから、効果があるのは間違いありません。でも、コラボレーションの発想というかプログラム的なモノの見方が入らないと、動きが取れないどころか逆に品質が落ちるのです。これは、公開してみるまでは、わたしの中にはなかった視点です。

もうひとつ。
翻訳とは関係ありませんが。 初代CTのサイトでは、意図的に「ビジネス」を前面に出しました。サイトの構成、文の書き方、問い合わせへの対応など、マーケティングやビジネスの専門家の意見を参考にして作っています。仕事をやめてノウハウ公開に踏み切ったため、他に収入源がありませんから、ここから少しは収入を上げないと…と安易に考えたことが理由です。でも、わたしに彼らの言う「ベストな対応」はできないことが、ほどなくして分かりました。特に、できそうにない人を切り捨てるということが、心理的にどうしても嫌だったのです。
そして至った結論。人は人。自分は自分。
彼らは専門家ですから、彼らの言うとおりにしていればビジネス的には○なのかもしれません。でも、他に方法がないなんて、あり得ないと思いました。どんなことにでも、「自分はどうしたいのか」を大切にすることが、ストレスなく日々をエンジョイする秘訣。だから、たった半年でサイトをリニューアルしました。

  

わたしは「人の和」をとても大切にしています。人の和は穏やかな心を生み、そして穏やかな心は優れた学びを生むというのが信条です。
そこで、2代目へのリニューアルの際に、和を生むためのリラックス効果も兼ねて全部のページに植物をデザイン(合計31種類)しました。それぞれのページで使った植物の名前と語源など簡単なコメントを加えたサイトマップも作成しています。使用した花のイラスト画像は、約半分が自分で作成したもの、残りの半分がアメリカのイラスト作家から使用権を購入したものです。

初代CT

2代目CT

翻訳と植物に何の関係が?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、The Royal Horticultural Society(英国王立園芸協会)会員でもある主催者の、ほんの遊び心です。これまで作ってきた数々のサイトの中で、最高に気に入ったデザインでした。

2006年秋。自分のオフィシャルサイトを立てるにあたり、デザイン性と遊び心で2代目CTを超えることがひとつの目標になっています。

 
  
 

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