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Sablier (翻訳者養成講座)
2005年5月開講。
大学生を対象とした翻訳者養成講座です。在学中に集中して翻訳のエッセンスを学び、約半年間で実務レベルに達することを目標としています。
この講座は、市販のいわゆる通信講座とは形態が大きく異なります。翻訳者としてはもとより、複数の翻訳スクールでの講師、翻訳会社のコーディネータ&チェッカー、特許事務所や翻訳会社へのコンサルタントとしての経験などから導き出した方法論に基づく、「添削のない通信講座」です。

世の中には翻訳学校が山ほどあるのに、レベルの低下に年々拍車がかかるのはなぜでしょう?
丁寧なフィードバックを行う翻訳会社もたくさんあるのに、翻訳者が一向に伸びないのはなぜでしょう?
こうやってさまざまな角度から考えていったときに、ひとつの結論にぶつかりました。それがサブリエの原点です。

受講生は、大学での講演と連動して集めました。
それまでも通信講座の類は何度か関わってきましたが、わたしにとって翻訳を教えるというのは最も「立ち入りたくない領域」でしたから、こんな形で翻訳を教えることになろうとは、予想すらしていなかったのが正直なところです。

過去ログデータ

やってみて分かったこと
もっとも、やるからには真剣勝負。
既存の翻訳学校・通信講座では見たことのないアプローチを試したところ、文字通り2〜3ヶ月で実務レベルになる人が結構な比率で出てきました。これはこれで、自分の方法が間違っていなかったことを立証できたことになりますが、同時に新たな壁にもぶつかっています。具体的には、英語力抜群で情報収集も緻密&丁寧−−これだけやっていれば翻訳できないはずがないという人が、まるで訳せないという現実です。

あれこれ試行錯誤と調査を重ねた結果、国語力不足が大きく関係していることが分かっています。ということで、サブリエとは別のところで国語力不足の問題に対処してみようかなというのが、今の課題です。

  

Sablier(サブリエ)とは、フランス語で砂時計のことです。とめどなく流れる砂粒が積み重なるがごとく、与えられた時間を有意義に積んで欲しいという願いを込めて選びました。
砂時計は、砂がすべて落ちたらひっくり返せばまた時を刻みます。翻訳者としての日々も、これと同じ。スキルがひとつのラインを越えたら、次のラインに向けて新たな道を走り出します。
プロとして仕事をするようになったからといって、学びが終わるわけではありません。