人知を超える力

一昨日の晩、ディスカバリーチャンネルで「懐疑論者の手引き」という番組を放送していました。人間の心理状態が現実世界にどのような変化をもたらすかといったことを中心に、さまざまな現象について説明した内容でしたが、この中にプラシーボ効果で病気を治している例や、同じ温度のお湯を熱く感じたり冷たく感じたりする例が紹介されていました。

プラシーボ効果については検索エンジンでサーチすれば多くの情報が出ますから詳細については触れませんが、こうした事例を見ると人間の脳が持つ力の偉大さを改めて実感させられます。

実は私自身、ほんの数週間前に脳の力で体調を劇的に改善をするといった経験をしました。このときは背骨がずれて神経を圧迫し、ある日突然に手以外の右半身が事実上機能しなくなったのです。

自力でベッドから起きあがることもできず、家族の力を借りて何とか立っても、歩こうとすると激痛がはしって歩けない…。医者には治るまでに1ヶ月はかかると言われました。ところが、翌週に大切な約束があり、6日以内で普通に歩けるように戻す必要があったのです。

このときに何をして何が起こったかというと、脊椎の模型(骨や神経の動きをリアルに再現できるタイプです)で骨がクルっと動いて神経が外れる様子を医者に見せてもらい、ベッドのなかでこれを繰り返しイメージしたのです。さらに「9月1日までに歩けるようになる」と心の中で何度も呟いてみたところ、体中の激痛と高熱があれよあれよという間に引き、3日後には松葉杖で何とか自力歩行が可能に。そして予定通り(?)6日後には何の痛みもなく都内まで片道1時間半の距離を移動し、素晴らしい出会いを迎えることができました。

いままで、何かをイメージすることで奇跡的ともいえる成果をあげたことは過去に何度もありますが、今回ばかりは自分でも本当に驚きました。こうなると、科学的かどうかは問題ではありません。ただ、やってみればいいのです。

ひところ一大ブームを巻き起こしたマーフィの法則シリーズにはじまって、『一冊の手帳で夢は必ずかなう なりたい自分になるシンプルな方法』(熊谷正寿 著)、『非常識な成功法則』(神田昌典 著)などの書籍に見られる夢の実現方法、さらにはフォトリーディングやスポーツにおけるイメージトレーニングなど、切り口は違っても根本は同じでしょう。私たち人間には、それだけ驚くような力があるということです。

人の脳のうち一生の間に使われるのは全体の約3〜4%だと言われますが、残りの部分を活用できれば、現代の知識では「奇跡」あるいは「眉唾物」で片付けられていることが誰にでも普通にできるようになるかもしれません。

このことは同時に、「自分にはできない」「無理に決まっている」と思い込んでいると、本当ならできるはずのことができなくなる可能性も秘めています。さらにいえば、思い込まなければよいかというと、無意識のうちに自分が発する言葉が影響をおよぼすこともあるようです。

常日頃から「ツイてる」と口にすることで豊かな人生を手にした斎藤一人(さいとうひとり)さんの『変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話』という本に、面白い実験が載っています。人差し指と親指で、OKというときのように輪っかを作り、輪が外れないように力を入れます。

「ツイてる、ツイてる」と声に出して言いながら誰かに輪を外そうとしてもらうと、輪は外れません。ところが「ツイてない、ツイてない」と言うと、輪は簡単に外れるというのです。

同書は、自分の捉え方ひとつあるいは使う言葉ひとつで、人生が大きく変わることを記した本です。試しに家族を相手にやってみると、びっくりするほど書かれているとおりになりました。「アンラッキー」や「最悪」など他の言葉でも試しましたが、否定的な意味合いを持つ言葉だと面白いように輪が外れます。

斎藤氏によれば、言葉は言霊(ことだま)といって強い力があり、肯定的な言葉をいっていると体にエネルギーがみなぎって、自分が発する波動もよくなるそうです。逆に否定的な言葉では体から力が抜けてしまい、波動も悪くなる…。理屈ではなく、人知を超える力を上手に活用することで、誰もが超一流翻訳者になれる可能性があるのです。

こういう話をすると、宗教にかぶれているのではないかとか、どうかしてるとか言う人が必ず出てきます。それはそれで構いません。数百人の読者の中に、ひとりでもふたりでも気づきを得てくれる人がいれば、それで十分です。

次回は、人知を超える力のパート2として、ほんのちょっとだけ自分のスピードを上げることで運勢が大きく変わる話に触れたいと思います。

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