| クリップボードを利用した置換
皆さまから問い合わせが多いことの一つに、上付き/下付きやシンボル文字が混在した語の置換に関する質問があります。
たとえば、Wordで半角のH2O を全角のH2O(いずれも2は下付き)に置換したい場合、検索する文字列にH2O 、置換後の文字列にH2Oを入力するだけでは「2」の下付きが落ちてしまいます。このような場合の置換をどうすればよいか?ということですね。
こうしたケースでは、一手間かければワイルドカードを使って対応できますが、クリップボードを利用して1回で置換する方法があります。そこで今回は、クリップボード経由の置換手順について説明してみたいと思います。
半角のH2O を全角のH2O(いずれも2は下付き)に置換
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1.あらかじめWordの画面上に全角のH2O(2は下付き)を用意しておきます。
2.[検索する文字列]にH2O を入力します。
手で入力してもよいですし、元のデータからコピーしたものをペーストしても構いません。コピー&ペーストの場合、この時点で下付きなどの制御はすべて落ちますが、それで構いません。
3.用意しておいた全角のH2O(2は下付き)をコピーします。
4.置換後の文字列に^cと入力します。
^ はハット記号と呼ばれるもので、通常はキーボードの@マークの斜め上あたりにあります。cは半角小文字です。
5.置換を実行します。
※ この手順で一括置換を行うと、もともと下付きのないH2O も置換対象になります。下付きのあるH2Oと下付きのないH2Oがデータに混在し、それぞれを区別しておく必要のある案件では、ひとつずつ確認しながら置換してくださいね。
さらに効率をあげるためのヒント
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半角←→全角の変換(英数字を一緒にする)をアイコン化しておくと、上記の1の手順を省くことができます。長い文字列を置換するときなどに、間違いを避けることができて便利です。
具体的には、次のような手順になります。
1.元のデータでH2O (2は下付き)を選択してコピーし、[検索する文字列]にペーストます。
2.H2O が選択されているままの状態で、半角→全角変換のアイコンをクリックし、その部分だけを全角にします。
3.全角になったH2O(2は下付き)をコピーします。
4.置換後の文字列に^cと入力します。
5.置換を実行します。
応用編
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「^c」を利用した置換では、直前にクリップボードにコピーされた内容がそのまま置換後の文字列として使われます。イタリックや下線、フォントの色などの制御であっても、そのまま引き継がれます。
このため、たとえばフォント色「自動」のAAAという文字列を、フォント色「赤の」BBBに置換したいといった場合など、[ 置換後の文字列] に[書式]で色を指定しなくても、赤字のBBBをひとつコピーしておくだけで処理ができます。
また、クリップボードにコピーするデータはWord上にあるものでなくてもよいため、たとえば秀丸など他のアプリケーションからコピーしておいた文字列を(置換後の文字列に再度入力しなくても)使うこともできます。
上手に活用して、パソコンとの二人三脚の効率をさらに上げてみてください。 |