ネモフィラ

カーソルジャンプのテクニック

キーボードのブラインドタッチを覚えるときの指のホームポジションといえば通常、左手がASDF、右手がJKL+です。私自身も、中学2年生のときに学校で英文タイプを習って以来、10年以上ずっとこれでやってきました。

このホームポジションが大きく変化したのは、パソコンとの役割分担による翻訳をするようになってからです。辞書パックに付属のテキストで説明している翻訳テクニックだと、左手はShift 、Ctrl、スペースの3つ、右手は矢印キー4つをホームポジションにする方が、翻訳速度が格段にあがるからです。

ところがあるとき、辞書パックのユーザーさんから(実際に試してみて)矢印キーが定位置だというのは不思議だというコメントを頂きました。カーソルを長い段落の上から下まで移動するときや、数段落まとめて移動するときなどは、矢印キーを使うよりマウスで移動する方が速いのではないか、ということなのです。

確かに、カーソルをひとつずつすべて矢印キーだけで移動しようとすると、マウスを使う方が速いことも多いでしょう。でも、大きく移動したいときはそのようにキーを使えば、マウスよりも間違いなく速くて確実です。また、キー操作ならドラッグ(選択)時に誤って文字を移動してしまうという、マウスを使う場合に見られるミスも防げます。

この「カーソルを一気に移動させる」キーの使い方は、覚えてしまうととても便利でありながら、案外知られていないようです。そこで、こうしたキーの使い方をいくつかあげてみることにしました。

なお、ここにあげたキー操作はWordの場合です。ただ、エディタなど他のソフトでもほぼ同様の動きをしますので、自分が普段使っている環境で試してみてください。

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【カーソルの移動】
[→]…右に1文字分ずつ移動します。

[←]…左に1文字分ずつ移動します。

[↓]…下に1行分ずつ移動します。

[↑]…上に1行分ずつ移動します。

[Ctrl]+[→]…右に1単語分ずつ移動します。

[Ctrl]+[←]…左に1単語分ずつ移動します。

※英語のようにスペースのある言語では、スペースを区切りとして1単語とみなされます。日本語の場合は、Wordが単語として認識する範囲が1単語の扱いになります。

[Ctrl]+[↓]…下に1段落分ずつ移動します。

[Ctrl]+[↑]…上に1段落分ずつ移動します。

[Home]…カーソルのある位置から、その行の先頭まで移動します。

[End ]…カーソルのある位置から、その行の末尾まで移動します。

[Ctrl]+[Home]…カーソルのある位置から文書の先頭まで移動します。

[Ctrl]+[End ]…カーソルのある位置から文書の末尾まで移動します。

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【文字列を選択する場合】
上記のカーソルの移動操作に[Shift ]キーを加えると単語や段落単位で文字列を選択できます。

また、[Ctrl]+[Shift ]+[F8]のブロック選択という機能もあります。これは秀丸エディタのBOX 選択([Shift ]+[F6])に相当するもので、データの一部を長方形に選択するための機能です。Wordでは、[Ctrl]+[Shift ]+[F8]を押してキーから手を離すと、あとは矢印キーでブロックを作るだけでOKです。もちろん、選択したブロックの削除やコピーなどもできます。これは、たとえば次のように並んだデータから番号部分だけを削除するといったときに便利です。

1 ABC
2 ABC
3 ABC
4 DEF

ほかに、あまり使うことはありませんが、[Alt ]+[Ctrl]+[Shift ]+[PageDown](または[PageUp])という操作もできます。これだと、カーソルのある位置から、その時点で表示されている画面の下(上)まで飛びます。1画面下または上まで選択したいときは、[Shift ]+[PageDown](または[PageUp])を使います。

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【文字列を選択し、さらに移動する場合】
[Alt ]+[Shift ]+[↑]…カーソルのある段落が、まるごと上に移動します。

[Alt ]+[Shift ]+[↓]…カーソルのある段落が、まるごと下に移動します。

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