ネモフィラ

Word/MS-IMEのユーザー辞書を守る

数日前、知人の仮名漢字変換システムのユーザー辞書に登録した単語がごっそり消えるという事件がありました。私たち翻訳者もそうですが、彼女も物書きをしているため、ユーザー辞書の有無は仕事の効率に直結します。

そこで、何とかならないものかとマイクロソフトの技術情報をあたっていたときに、ヒットしたのが下のページ。

http://support.microsoft.com/kb/292149/

Word 2002 で、ユーザー辞書に登録した単語の大部分またはすべてが失われてしまうというバグでした。

技術情報には、文書校正時に発生する現象として書かれています。でも、実際には必ずしもそうとは限らないだろうと思っています。理由は、原因がユーザー辞書ファイルの最大サイズにあるからです。

Word 2000 が出たときに、Wordの文章校正と仮名漢字変換システム MS-IME との辞書共有がアピールポイントとして打ち出されていました。辞書がひとつだということは、文書校正を使わなくても、MS-IMEに語句を追加していれば、同じことが絶対に起こらないとはいえないのです。

また、マイクロソフトの技術情報に記載の適用製品・バージョンは、現象が確認できているものだけでしょうから、記載がないから大丈夫だということにもなりません。

おそらく皆さまの中にもMS-IMEを使っている方がいらっしゃるかと思います。ユーザー辞書への登録量が多い方は、念のため注意をしておく方がよいかもしれません。

なお、ここで問題になる辞書の最大サイズは語数ではなくファイルサイズです。登録語数が少なくても、「一語」あたりのデータが多い場合は、同じように気にしておく方がよいでしょう。

蛇足
私は仮名漢字変換システムにMS-IMEではなくジャストシステムのATOKを使っています。いくらマイクロソフトに力があるとはいっても、やはり日本語という言語の壁は大きいようで、変換できるボキャブラリに差がありすぎるのがATOK支持の理由です。

そして、ついこのあいだまで(いにしえの)ATOK 10 で十分満足していました。でも、新しいパソコンを購入してWindows NTとXPを共存させることになり、さすがにバージョンアップが必要に。

NTとXPの両方で使えるのは、ATOK 16。 でも、売っていないんですよ。
お店で。だいたい、いまどきの環境が Windows NT のことなど考えているわけがない……。

そうです。
こんな古いOSを入れる方も入れる方なのです。
そもそも、最近のパソコンだと普通にやったらインストールすらできない、ふるーいふるーいOS。それでも私は(XPと共存させた後も)作業はいつもNT。どーーーしてもATOK 16 が欲しいっ!のです。

結局、オークションで未登録品を探して購入しました。
NTで使える、最後のATOKです。これより上のバージョンは、もうNTには対応していません。

今回は、辛うじてオークションに助けられましたが、いつまでもこんなことはできないでしょう。きっと、さほど遠くない将来に、NTから離れなければ日がくるのだと思っています。

時代の流れ、ですね。

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