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カッパは頭にかぶせる帽子?

 雨が降るとおしゃれなデザインのカラフルなレインコートが街を彩り、道路際の喫茶店から眺めていたりすると綺麗なものです。こんな昨今、雨ガッパなどというと笑われてしまいそうですが、今日はカッパのおはなしです。このカッパ、どこから来たか知ってます?日本史を勉強していると、日本にポルトガル人がやってきた頃の話しがでてきます。この頃、ポルトガル人が着ていた外套を真似して出来たのがカッパ。ポルトガル語でこの該当のことをcapaといい、それがそのまま日本語のカッパになったとのこと。

 このcapaはもともとラテン語のcaput(頭)から派生した語で、フランスではchape(大きな覆い、上着)になり、さらにchapeau(帽子)になりました。英語ではというと、cape(肩マント)がこれにあたります。赤ずきんちゃんがかぶっているような、肩をすっぽり覆うマントがケープです。英語で帽子のことをcapといいますが、これも語源は同じです。

 さて、caputはもともと頭という意味だったことから、「頭」を連想させる多くの単語へと派生しています。ビンなどにかぶせるフタはcap、部族の一番偉い人はcaptain。マフィアの長をカポーというそうですが、これは英語でcapoと綴ります。そうそう、さきほどのcapeには肩マントの他に岬という意味もありますが、これも陸の一番端っこで出っ張った部分だからという説があるんですよ。頭みたいに陸のさきっぽについているからということみたいです。さらに、頭は人間にとって大事な部分ということで、重要なものを意味する語にもなりました。首都のことをcapital cityといい、資本のことをcapitalというのも、重要なものだという位置づけから。

 ところで、ca-の部分はフランスの一部でch-に大変身。pはfに変身して、chef(シェフ、コック長)という語が生まれたと。この他、chief(チーフ、おかしら)、chieftain(酋長)なども兄弟です。

 最後に余談ですが、フランス語には比喩的に頭を意味するchouという語があります。これは本来「キャベツ」という意味で、「シュー」と発音します。どこのケーキやさんにもたいていはおいてあるシュークリームは、chou a la creme。(正しくはaとcreのeにアクセント記号がつきますが、環境によっては文字化けするのであえていれません。)そのまま訳せば、クリームを持ったキャベツといったところでしょうか。


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