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 どんなことを勉強すればいいの?(1998/10)

これは、学習者にとって永遠の謎と試行錯誤のテーマ(笑)なのでしょうか。参考になる辞書や専門書を紹介して欲しいという質問と同じくらいかそれ以上に、何度も何度も聞かれました。

特許翻訳は難しいという先入観から敬遠されがちですが、実際には「請求の範囲」と呼ばれる権利請求部分を除けば一般の産業翻訳と同じです。時には論文や学術文献などよりも分かりやすく、翻訳しやすいことすらあるくらいです。勉強方法はというと、一般の産業翻訳者になるための勉強方法とあまり変わりません。人それぞれ自分にあったやり方というのがあると思いますが、一つには特許公報を利用するという方法があります。特許庁に出願された書類は、米国以外の国では出願から約1年半で一般公開されます。(米国のみ権利化となってから公開。)そういった過去の公報を参考資料代わりに使うという方法があります。

特許庁に出願される書類は、出願の時点で国際特許分類という各国共通の分類番号が付けられます。この国際特許分類は技術内容ごとに決められており、日本でもアメリカでも欧州でも、みんな同じです。つまり、国際特許分類をキーに公報を検索すれば、自分の好きな分野の公報を探し出してきたりといったことが簡単に出来てしまうわけです。国際特許分類からの検索は、勉強をする時だけでなく実際に翻訳をするときにも役立ちます。翻訳対象となっている技術内容と同じ分野の公報をいくつか見つけてくると、その分野で使われている用語などを効率よく拾い出すことができるからです。

インターネット上にも特許公報を検索できるサイトはいくつかあります(詳しくは北の妖精の村にあるサーチリンクをご覧下さい)し、発明協会の支部や図書館などでも公報をおいているところはいくつかあります。東京なら特許庁ビルの2Fにある資料室が絶対オススメです。無料のデータベースなども使えますし、日本やアメリカだけでなく、カナダやスウェーデン、英国といった各国の公報を閲覧することもできます。

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