商品の特許を確認していて気付いたこと
「ヒアロジー」のスキンケア商品で、どこの店舗でも日本:特許第2072259号と書かれているものがあります。
かなりあちこちで出ているので、おそらくは商品のパッケージか販促チラシに刷られているのだと思いますが、第2072259号は発明の名称「カラ−陰極線管の色選択電極」というソニーの特許です。
対応する米国特許から判断する限り、ヒアロジー商品の日本特許は第2865412号(発明の名称「水の分子集団の細分化に使用する水溶性ミネラル含有液とその製造方法」)。なぜか、番号が全然違いますよね。あるいは、こんなのもあります。
「薬用 ポリピーローション」 日本特許:669961 米国特許:633193 EPC特許:987324
別のお店には次のように書かれています。
日本特許公開番号:200-69961、米国特許公開番号:63331193、EPC特許公開番号 :987324
特許業界にいる人なら、番号の桁数を見れば「あれっ?」と思います。
数字が合っているのはEPCの987324だけですが、これも今のところA2・A3公報しか出ていないので特許ではなく公開です。
日本と米国に関しては、正しくは前者が公開2000-69961号(まだ特許にはなっていない)、後者が米国特許第6333193号。広告には「世界で認められた特許成分」などと書かれていますけれど、実際にはアメリカだけで有効な特許です。 「世界で」といえば、「世界特許」という広告文句も最近よく見かけるようになりました。
たとえば、リゲッタ・バーネルというサンダル。「世界特許のリフレクソロジー健康サンダル」ということですが、メーカーに問い合わせて教えて頂いた番号は中国の実用新案(特許ではない)ひとつだけです。商品としてはわりとよさそうなだけに、ちょっと意外でした。
このように、どういう経緯なのか全く違う特許番号で特許取得をうたっている商品、権利化されていないのに特許とうたっている商品、1ヶ国の特許でも世界特許だという商品、実在しない番号で特許商品だとしているものなど、たくさんありました。
個人的には、だからどうというわけでもないのですが、もしあなたがウェブショップのオーナーで商品の特許番号を明記するときは、たとえ商品に印刷された番号でも念のため調べ直してみることをオススメします。特許電子図書館やesp@cenetなどを利用すれば、無料で簡単に調べることができますから。 |