| Word - トラブルシュート > 不具合とサービスパック 翻訳者にとって今や必要不可欠なツールとなったパソコン。
そんなパソコンも、ソフトウェアがなければ「ただの箱」。パソコンは一から十まですべてがソフトウェアによって動いているからです。
それだけに、ソフトウェアが機嫌を損ねたり具合が悪くなったりすると、私たち人間がパソコンで行う作業にストレートに影響します。
こうしたトラブルに遭遇したとき、あなたはどうしますか?
マニュアルを調べる?
アンチウイルス製品のサポートセンターに連絡して助けを求める?
では、サポートセンターを使う場合、どうすれば適切な回答を得やすくなるのでしょうか。実は、そのためには押さえておきたいポイントがあるのです。
まずひとつは、トラブルが起きたソフトウェアとOSのバージョン番号を確実に相手に伝えることです。
特にWindows をはじめとするマイクロソフト製品では、同じ製品の同じバージョンで販売されているものに、何種類かのバリエーションがあります。
このようなバリエーションが生じる最大の要因は、販売時期の違いによるサービスパック適用の差でしょう。サービスパックが出されると、それ以後に販売される製品には最初から修正内容が盛り込まれるからです。
一方、ユーザーの側からみても、製品購入後にどこまでサービスパックを適用しているかは人それぞれです。このような事情から、同じ製品の同じバージョンでも、細かいレベルでかなりの違いがあるのです。
ところが、ソフトウェアというのは、(不具合だけに限らず)サービスパックの違いによって動きが変わってくることが普通にあります。このため、トラブルの内容次第では、対処するにはサービスパックのバージョンまでの情報が必要になります。
なお、「トラブルの問い合わせにはソフトのバージョン番号」というのは、メーカー/製品を問わず共通して言えることですので、バージョン番号の見方についての簡単な資料を用意致しました。
サポートセンターにトラブルの問い合わせをする場合、画面のハードコピーを要求されるケースもあります。こうしたハードコピーの取り方についても併せて説明してあります。いざというとき、よろしければご利用ください。
さて。
マイクロソフト製品の場合、こと最近はセキュリティ関連の修正がサービスパックとして出てくることが多くなりました。
この点だけを見れば、サービスパックは常に最新版にしておく方が安心といえば安心です。また、日常の作業という観点から見てもサービスパックを適用する方がよいケースは多々あります。
実は以前、CT方式で翻訳をするユーザーさんをサポートをしている過程で、サービスパックを適用していないWord 2002 (XP)では検索機能が正しく動作しないことが分かりました。
Wordには、かなり前から全角ひらがな・カタカナを含む単語を正しく検索できない不具合がありましたが、今回のトラブルは仮名ではなく漢字です。
具体的には、検索語句がヒットするのは直後に句点が入っているときに限られ、句点がないと「実際にはあるのにヒットしない」という現象が生じました。この問題は、サービスパックを最新版にすることで解決しています。
文章を書いたり編集したりするソフトなのに、検索が正しく動作しないというのは困る方も多いでしょう。
もし、こうしたトラブルを経験したことがあるようでしたら、お手持ちのWordのサービスパック番号を確認してみてください。そして、サービスパックが適用されていないもしくは古い版だという場合、最新版の適用を検討なさるとよいかと思います。
細かいことを言えば、サービスパックに限らずどんなソフトでも、新しいものを入れるとそれまで動いていた古い他製品が動かなくなるリスクを伴います。ただ、これを言い出したらキリがないので、最終的には得られるメリットとリスクのバランスの判断ということになります。
話を元に戻しましょう。
サポートセンターから有意な回答を引き出すには、トラブルが起きたソフトウェアとOSのバージョン番号を確実に相手に伝えることが大切でした。
そしてもうひとつ、トラブルが起きた状況をできるだけ正確に伝えることです。
これはどういうことでしょう。
たとえば、トラブルが起きたときに、何をしようとしたのか(何の操作をしたのか)?
他にどんなアプリケーションが動いていたのか?などの、そのときの状況です。
こうした状況を伝えられても、必ずしもそれが問題解決につながるとは限らないのですが、逆に問題解決のための大きなカギになることもあります。
ソフトウェアには、特定の他製品との組み合わせで不具合が生じやすい事例というのが、多かれ少なかれあるからです。
サポートセンターとのやり取りの二度手間/時間の浪費を避けるためにも、最低限上記のことは最初から伝えておくとよいと思いますよ。
|